2008年 04月 11日
丸ホゾ |
丸ホゾを使ったスツールの加工を行っています。
実はコレ、6月の展示会に出品するつもりのもの。細かな形は決めていませんが、構造部分だけを先に作っておこうと云うわけです。
さて、スツールの脚を差し込むホゾ穴の加工ですが、指定の角度に傾斜させた台に座面を乗せフォスナービットで掘ります。
この時重要なのは転び方向の角度。これが合っていないと歪なスツールになってしまいます。
ここではボール盤に固定した”レーザーマーカー”を使うと便利(赤いラインがソレ)。
次に大入れ加工を行います。
脚は斜めに差し込まれるので、それに合わせた立体的な胴付きをを作るのは難しい。そこで周囲をザグって平面を出すわけです(確か”木工房オーツー”さんは通常のホゾでも大入れにしているとか)。
ザグリは写真のカッターで加工。コレはホゾ穴をガイドにして掘るのでセンターもピッタりに加工できる優れものですよ。
こうやって結構治具に頼って作っているので、加工自体は早いのですがセッティングには気を使います。だから1台だけ作っていても採算合いませ~ん。
実はコレ、6月の展示会に出品するつもりのもの。細かな形は決めていませんが、構造部分だけを先に作っておこうと云うわけです。
さて、スツールの脚を差し込むホゾ穴の加工ですが、指定の角度に傾斜させた台に座面を乗せフォスナービットで掘ります。
この時重要なのは転び方向の角度。これが合っていないと歪なスツールになってしまいます。
ここではボール盤に固定した”レーザーマーカー”を使うと便利(赤いラインがソレ)。
次に大入れ加工を行います。
脚は斜めに差し込まれるので、それに合わせた立体的な胴付きをを作るのは難しい。そこで周囲をザグって平面を出すわけです(確か”木工房オーツー”さんは通常のホゾでも大入れにしているとか)。
ザグリは写真のカッターで加工。コレはホゾ穴をガイドにして掘るのでセンターもピッタりに加工できる優れものですよ。
こうやって結構治具に頼って作っているので、加工自体は早いのですがセッティングには気を使います。だから1台だけ作っていても採算合いませ~ん。
by kwc-wood
| 2008-04-11 19:21
| 木工
|
Comments(4)
Commented
by
木工房オーツー:大江進
at 2008-04-11 20:07
x
はい、そうです。可能な限りホゾ組みは大入を併用しています。昨日もウォールナット材に大入加工をしていました。かなり面倒ですが、強度アップになるし収まりもきれいなので、いまさら止めるに止められなくなってしまいました。こちらからの説明なしに先に分かる人はまずいませんけど……。
レーザーマーカーも良さそうですね。木工家30人展ですが、すくなくとも今月いっぱいは注文の仕事で手いっぱいで、展示会に出すものはそのあと大急ぎで製作する羽目になりそうです。手持ちは若干あるのですが、ぜんぜん足りない!
レーザーマーカーも良さそうですね。木工家30人展ですが、すくなくとも今月いっぱいは注文の仕事で手いっぱいで、展示会に出すものはそのあと大急ぎで製作する羽目になりそうです。手持ちは若干あるのですが、ぜんぜん足りない!
0
おもしろそうなのででてきました。こんにちは、KWCさん
ホゾ穴の方は順番を逆にしても簡単にセンタ出しができそうですが、脚のほぞ側の方はどうやってセンタだしをするのでしょうか?もし良かったら教えて下さい。いつか、齋田さんが、できないのでホゾ穴の方の大入れもラフに開けているとブログにエントリーされていたことがあります。旋盤を使って脚のホゾを削り込めば簡単にセンタにできるとは思いますが、他に手は有るのでしょうか?
ホゾ穴の方は順番を逆にしても簡単にセンタ出しができそうですが、脚のほぞ側の方はどうやってセンタだしをするのでしょうか?もし良かったら教えて下さい。いつか、齋田さんが、できないのでホゾ穴の方の大入れもラフに開けているとブログにエントリーされていたことがあります。旋盤を使って脚のホゾを削り込めば簡単にセンタにできるとは思いますが、他に手は有るのでしょうか?
Commented
by
kwc-wood at 2008-04-12 18:26
大江さんいらっしゃいませ。
そうですね、収まりが良いがなによりではないかと思います。製品が何十年も経過して胴突きが切れていないのは大江さんの作ったものだけなのではないでしょうか?
展示会へ向けて早めに準備してこうと思うのですが・・・・・なかなか思考が進みません。お忙しいようですが慌ててお怪我などされません様に!(今日、玄翁で手の甲を思いっきり殴ってしまいました)。
松本さんこんばんわ。
脚は以前ご紹介した通り、旋盤の倣い装置で加工しています。そして丸ホゾの所も旋盤で加工しますので同芯になる訳です。倣いが有れば0.1mmくらいの誤差で仕上がりますので楽ですよ。また、ワークを脱着しても芯が復元できるよう両センターで保持します(私、前職は旋盤メーカーに勤務しておりまして・・・・・これが今役立っています)。
そうですね、収まりが良いがなによりではないかと思います。製品が何十年も経過して胴突きが切れていないのは大江さんの作ったものだけなのではないでしょうか?
展示会へ向けて早めに準備してこうと思うのですが・・・・・なかなか思考が進みません。お忙しいようですが慌ててお怪我などされません様に!(今日、玄翁で手の甲を思いっきり殴ってしまいました)。
松本さんこんばんわ。
脚は以前ご紹介した通り、旋盤の倣い装置で加工しています。そして丸ホゾの所も旋盤で加工しますので同芯になる訳です。倣いが有れば0.1mmくらいの誤差で仕上がりますので楽ですよ。また、ワークを脱着しても芯が復元できるよう両センターで保持します(私、前職は旋盤メーカーに勤務しておりまして・・・・・これが今役立っています)。
Commented
by
木工房オーツー:大江進
at 2008-04-12 20:50
x
大入を施した椅子やテーブルを自家用にも一部使っています。20年近く経過しているものもありますが、たしかにどこも隙間はないようです(内部で"胴突”が切れている可能性は絶対ないとは言えませんが外観からは分かりません)。
さて、今日テーブルリフターが入りました。かなり古いものですが、テーブル面は800×1200mmあり、高さは300〜1020mm。100Vの普通電源で油圧で上下動します。重さは420kgもあり、一応「荷重1トンタイプ」と言ってましたが、安全パイを相当みている感じで、えらい頑丈です。これに一回り大きい木の甲板を取り付けて、汎用の工作台にするつもりです。
テーブルリフターの導入は、なにをかくそうKWCさんとKIRA
さんの実用例を参考にさせてもらったからです。感謝します。
さて、今日テーブルリフターが入りました。かなり古いものですが、テーブル面は800×1200mmあり、高さは300〜1020mm。100Vの普通電源で油圧で上下動します。重さは420kgもあり、一応「荷重1トンタイプ」と言ってましたが、安全パイを相当みている感じで、えらい頑丈です。これに一回り大きい木の甲板を取り付けて、汎用の工作台にするつもりです。
テーブルリフターの導入は、なにをかくそうKWCさんとKIRA
さんの実用例を参考にさせてもらったからです。感謝します。