2007年 11月 11日
フラッシュトリムビット |
今日は、ウォールナット製ダイニングチェアーの脚を整形しています。
ベニア板でテンプレートを作り、それを型にしてフラッシュトリムビット(先端にベアリングが付いたルータービット)で加工するのですが、木目の方向によってはどうしても逆目が出てしまい、長年悩みの種でした。
全て順目で加工すればそれも防げますが、ワーク脱着の手間がかかるし、径の大きいカッターが付くピンルーターも持っていないし・・・・・・で、先日”工房齋”さんへお邪魔したときピンと来ました!荒・仕上げと2回に分ければいいんですね!齋田さんは丸テーブルの外周を仕上げる時にこの手法を使っておられます。
早速作ってみました。
スタイラスとなるベアリングをステーで固定します。で、ここがポイントなのですが、ベアリングに0.15mm偏芯させた軸を通しています。上のノブはコレを回す為のもので、印を手前にすると0.3mm分ベアリングがせり出します。荒引きはこの状態で行い、仕上げではノブを180度回し、続けて加工します。
効果の程は? 上々です!
結構キツイ上り坂でも逆目はまったく出ません。もちろん切れ味の良いCMTのビットを使った影響も有るかと思いますが、何せ安心感が違います。
(※CMT社のビットは本当に良く切れます。超硬の粒子が細かいというか、研ぎが鋭いというか、明らかに切れ味の違いが体感できます)
ベニア板でテンプレートを作り、それを型にしてフラッシュトリムビット(先端にベアリングが付いたルータービット)で加工するのですが、木目の方向によってはどうしても逆目が出てしまい、長年悩みの種でした。
全て順目で加工すればそれも防げますが、ワーク脱着の手間がかかるし、径の大きいカッターが付くピンルーターも持っていないし・・・・・・で、先日”工房齋”さんへお邪魔したときピンと来ました!荒・仕上げと2回に分ければいいんですね!齋田さんは丸テーブルの外周を仕上げる時にこの手法を使っておられます。
早速作ってみました。
スタイラスとなるベアリングをステーで固定します。で、ここがポイントなのですが、ベアリングに0.15mm偏芯させた軸を通しています。上のノブはコレを回す為のもので、印を手前にすると0.3mm分ベアリングがせり出します。荒引きはこの状態で行い、仕上げではノブを180度回し、続けて加工します。
効果の程は? 上々です!
結構キツイ上り坂でも逆目はまったく出ません。もちろん切れ味の良いCMTのビットを使った影響も有るかと思いますが、何せ安心感が違います。
(※CMT社のビットは本当に良く切れます。超硬の粒子が細かいというか、研ぎが鋭いというか、明らかに切れ味の違いが体感できます)
by kwc-wood
| 2007-11-11 16:11
| 道具
|
Comments(4)
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木工房オーツー:大江進
at 2007-11-14 07:20
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いつもながら治具の工夫がすごいですね。私は金属の加工はほとんどできないので、せいぜい木製の治具をすこし作る程度です。その治具ですら、よほどのことがない限り「治具を作る暇があったら手でさっさとやっちゃえ!」というのが私の天の声でありまして、そこらへんは個々人の性格や製作内容の差が出ると思います。ただ今回の二度切りにしてきれいに加工するというのは、ルーターでの切削にかぎらず私も基本と考えています。
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kwc-wood at 2007-11-14 08:16
大江さん、いつも有り難うございます。
いえいえ、これは性格によるものでしょうか?”8本も手で削るくらいならさっさと治具を作っちゃえ”てな具合です。基本的に面倒くさがりなのかもしれません。
これ、本当にうまく機能しますので、機会があれば是非試してみて下さい。
いえいえ、これは性格によるものでしょうか?”8本も手で削るくらいならさっさと治具を作っちゃえ”てな具合です。基本的に面倒くさがりなのかもしれません。
これ、本当にうまく機能しますので、機会があれば是非試してみて下さい。
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kwc-wood at 2007-11-14 18:47
齋田さん、アイデアを頂き有り難うございました。ちょっとしたことですが、実行されている方は少ないのではないでしょうか。これで、バンドソーでの荒取りに気を使わなくても良いので楽になると思います。
CMTはお勧めです。確かイタリア製だったと思いますが・・・・・何故か切れる様な気がしませんか?機会があればお試し下さい。
CMTはお勧めです。確かイタリア製だったと思いますが・・・・・何故か切れる様な気がしませんか?機会があればお試し下さい。